
※動画:空港の駐機場に設置された防犯カメラの映像。離陸滑走中のUPSの大型貨物機(MD-11F)の左翼下、第1エンジンから突然オレンジ色の火柱が上がる。その直後、エンジンそのものがパイロン(取り付け部)ごと根元から外れて、機体上方へ放り投げられるように飛び去っていく。機体は推力を失ったまま地面を擦るように滑走路を進み、煙と炎を曳いてフレームの外へ消えていく――昨年11月、ケンタッキー州ルイビルで発生した死亡事故の、NTSB(国家運輸安全委員会)が公開した管制カメラ映像だそうだ
NTSB releases security video of fatal UPS Boeing MD-11F crash in Louisville last November
何が起きてんだよ。エンジンが急にソロ活動を始めたみたいになってんじゃん
↑エンジンを翼に固定してるパイロンの後ろ側、そこにある球面ベアリングが割れたのが原因らしい。後部側のラグが外れて、パイロンの後ろ半分がブラブラになり、エンジンが上向きにグイッと回転した瞬間にパイロン全体が脱落。そのまま機体を飛び越えて、第2エンジンに突っ込んでいったって話
↑つまり「エンジンを失う」だけじゃなくて、自分で投げた弾で残ったエンジンも自爆させるシステム。たちが悪すぎる
手のひらに乗るサイズのベアリングが壊れただけで、こんなことになるのか。27トン級のエンジンを止めるボルトって、もっと冗長性ある設計だと勝手に思ってた。怖すぎる
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そもそも「Boeing」って言ってる人いるけどさ、MD-11はマクドネル・ダグラス(MD)の機体だからな。1988年デビューで1997年に生産終了、その後ボーイングがMDを吸収合併した。だからこの機体が作られたとき、まだボーイングのコスト削減カルチャーは関係ない
↑でも実態は逆で、合併後にMD側の経営陣がボーイングの上層部を乗っ取った形になった。今のボーイングの体質はあのときに移植されたMDのDNAそのもの、って言う人は多い
ボーイング製じゃないし、これは機体の欠陥というより整備手順の問題だぞ。エンジン取り外し用の専用リフト(高さが正確に出る装置)が他のクラスで使用中で、整備員はフォークリフトで代用した。その結果エンジンをマウントにガツンとぶつけて部品を変形させてしまった。それが今回の脱落につながった。事故後、専用リフト以外の使用は禁止された
↑1979年のアメリカン航空191便(シカゴ)と全く同じ構造の事故じゃないか。あのときも後部マウントが破断、エンジンが前方マウントを中心に回転して翼の前縁を引き裂き、燃料と油圧の配管が切れた。原因は時間(と人件費)を節約するための整備ショートカット。50年経って、誰かが同じコスト削減ハックを再発明したってわけだ
今回の件のあと一斉点検が入って、他の機体のベアリングにも亀裂が見つかって何機か部品交換になったらしい。検査基準にも新しい項目が追加された……されてる途中?このへんの時系列はちょっと曖昧
ベアリングのグリス溝に沿って亀裂が走っていた、っていう報告書を読んだときに鳥肌が立った。検査でちゃんと拾えれば防げた事故ってこと
最重量・最大出力で離陸ローテーション開始直後にエンジン消失。33%の推力をいきなり失って、放出された破片が第2エンジンにも吸い込まれて停止。残り推力66%減って、もうやれることがない状態。あの高度、あの速度では本当に何もできない
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パイロットは状況を理解した上で、被害が一番少なそうな方向に機体を持っていったって聞いた。あの瞬間に判断できるって、本当に凄い人たちだったんだろうな
ちなみに脱落したエンジンのナセル(カバー)は、もし外れた場合に翼の上を飛び越えて尾翼を直撃しないように設計されてる、らしい。今回はその「設計通り」に飛んだとも言える。皮肉な話だが
当日I-65を走っててルームミラー越しに見えた、ってコメント書いてる人がいた。あの空に立ち上る煙、思い出すだけでゾッとする、と。映像で見るだけでも息が止まりそうなのに、現場の近くにいた人の感覚はもう想像もつかない
元スレ: https://imgur.com/gallery/E0ygb6k

コメント一覧 (7)
メーデーでやってたろ
技術わからず利益あげることしか頭にない奴等か
こんなのが空飛んでるってアメリカやばいな
本来はエンジンに負荷がかかって外れた場合 まっすぐ上に翼を回り込むように外れるんだけど、今回みたいに接合部が破損していたりすると想定とは違う方向に飛んで行ったりするらしい。(ちなみにMD-11に限らず、他の機種でも似たようなトラブルや事故は過去に発生している)