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1 海外の人 [匿名]

※動画:短い解説クリップ。「NASAのエンジニアが、音波で火を消す方法を見つけた」という字幕から始まって、実演の映像が次々に流れる。制服姿の男性が背負い式の装置を手に、太い筒の先を燃えている植木に向けると炎が消える。トンネルの中では鉄トレイの上の火を、屋外では庭のプランターの火を、同じように筒を向けて消していく。字幕の説明では、使っているのは「人の耳には聞こえないほど低い音」で、炎を文字どおり揺さぶって引きはがす方式。正式には「超低周波(インフラサウンド)の圧力波」と呼ばれ、炎が使う前に酸素の分子を押しのけるのだという。消せる距離は「最大で10フィート(約3メートル)先まで」。専用のスピーカーが要るとも言っていて、そこで台所のコンロが燃えている映像に「ドラムンベースを爆音で流すのはやめとけよ」というツッコミが入る(ラジカセを頭上に掲げる1989年の映画『Say Anything…』の名場面が差し込まれる)。後半は、建物のダクトから音を流す構想や、ドローンに載せたり木に取り付けたりして山火事を防ぐ構想が紹介される。映像の出典表記は「Sonic Fire Tech」。なお投稿の説明文には「大規模に展開できるとは思えないが」と前置きした上で、「この音による消火器を発明したのは、バージニア州ジョージ・メイソン大学で電気・コンピュータ工学を学ぶ学部生だったヴィエト・トランとセス・ロバートソンで、2015年に卒業制作として、薬剤を使わない携帯型の装置を作った」と書かれている

Infrasound fire suppression

2 海外の人 [匿名]

これ、クジラとかゾウとか、いろんな動物をものすごく混乱させることになるぞ

3 海外の人 [匿名]

↑「ゾウが逃げるような山火事ならまだ分かるけど、クジラが火事に出くわす場面なんてあるか?」「石油の掘削リグも船も燃えるって。それに逃げてる最中でも、耳のいい生き物なら音は届くだろ」

4 海外の人 [匿名]

↑ついでに言うと、低い音は水の中では高い音よりずっと遠くまで届く。減衰が少ないからだ。音は粒子を押しのけながら進むもので、波の山ひとつが1回の「押し」にあたる。同じ距離を進む間に高周波のほうが押す回数が多い=そのぶんエネルギーを先に使い切るから、飛ばなくなる

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※訳注:貼られていたのは高い周波数と低い周波数の波形を並べただけの図。上の細かい波が高周波、下のゆるやかな波が低周波。

5 海外の人 [匿名]

やっとダブステップが堂々と表舞台に戻ってくる理由ができたな

6 海外の人 [匿名]

↑ダブステップは死んでない。いるべき場所、つまり地下に帰っただけだ

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※訳注:貼られていたのはゲーム『Saints Row IV』に出てくる「ダブステップ・ガン」。ターンテーブルとスピーカーが付いた銃で、撃つと重低音が鳴って当たった相手が踊り出す、というネタ武器。

7 海外の人 [匿名]

なかなかいいな。ただ、火を抑え込むのにどれくらいの比率が要るんだろう。火の大きさに見合った音響設備が必要になるのか? それと、全体を一度に抑え込めなかった場合はどうなるんだ。音の圧力が届く範囲の外側や、ちょうど境目にある火はどうなるんだろう

8 海外の人 [匿名]

「スタートアップの宣伝文句にそのまま乗っかってる空気を感じる。科学としては面白いんだけど、ある場所から酸素をどけたということは、その酸素は別の場所に移っただけだよね。あと現実問題として難聴のリスクもありそうだ」「Ars Technicaが記事にしてる。見出しは『スタートアップは音波がスプリンクラーの代わりになると言うが、専門家はそこまで確信していない』」

9 海外の人 [匿名]

↑自分の理解が正しければ、酸素をどこかへ運び去っているというより、スピーカー(特にバスレフのポート)が空気を移動させずに前後に振らせているのと同じ話だと思う。振動そのものが仕事をしていて、重い分子をその場に留めたまま、軽いほうを逃がしている、と。論文のPDFも貼っておく。ちなみに実験では62Hzと80Hzの低い音で、2つの芯の炎をどちらも消したと書いてある。なぜかdBの記載は無いんだけどね

※訳注:「超低周波音(インフラサウンド)」は一般に、人の耳では聞き取れない20Hz以下の音を指す。ここで挙がっている62Hz・80Hzは耳で聞こえる低音の領域にあたり、数値はいずれもコメント主が論文から引いたもの。貼られたPDFはタイトル自体が「Acoustic flame extinction by the sound wave or speaker-induced wind(音波による消炎か、スピーカーが起こす風による消炎か)」となっていて、何が炎を消しているのかは研究する側でも論点になっている。

10 海外の人 [匿名]

つまり、やたら複雑で高価な送風機を作ったってことだな

11 海外の人 [匿名]

「10フィートまでって、消防士が寄る距離としてはかなり近くないか?」「赤い消火器がどれだけ遠くまで飛ぶと思ってるんだ」「いや、それはそうなんだけど、あの赤いボンベは棚の下に収まるサイズだろ。こっちは背負って運ぶ装備なんだから、もう少し届いてくれないと割に合わない」

12 海外の人 [匿名]

消防士です。どれくらい実用になるのか疑わしかったので少し調べてみた。まだほとんど検証されていない技術で、宣伝どおりのことが本当にできるのかは分からない。ただ、できるとしたら、水スプリンクラーの代わりとしてごく限られた用途では使えるかもしれない。たとえば厨房の小さな油火災(水をかけたら悪化するだけの場所)や、サーバールームのように水損のほうが痛い場所とか。ただ、彼らのデモ動画は、かなり小さい火を消すのにけっこう時間がかかっていて、それならCO2消火器のほうが早いだろうと思った。山火事に使うという話にいたっては、いろんな意味で無理がある。全体としては、工学のことはそれなりに分かっているけれど、火の振る舞いや消火の現場についてはあまり知らない人たちが設計したもの、という印象。新しい消防技術でいいものは、だいたい現役か元消防士のところから出てくるんだ

13 海外の人 [匿名]

「これでリチウム電池の火災も消せたりする?」「たぶん無理。あの火は自分で酸素を作りながら燃えるから。正確には酸素は必要なんだけど、大気から取らないんだ。高温にさらされると正極の金属酸化物が分解して、自分の化学構造から酸素ガスを吐き出し、それを内側の燃料にしてしまう」「じゃあ液体窒素をかけたら消えるのか?」「wikiによると、リチウムは窒素とも直接反応する。そのあと水とも反応する。厄介な代物だよ」

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※訳注:貼られていたのは英語版Wikipediaの「窒化リチウム」の項のスクリーンショット。リチウムと窒素ガスが直接反応して窒化リチウムができること、それが水と激しく反応してアンモニアを出すことが書かれている部分。

14 海外の人 [匿名]

「小さい火にはよさそうに見える。でもこれは結果のほうを叩いていて、大元を叩いていない。酸素という燃料は取り除けても、燃えている物そのものを冷やすことは何もしていない。酸素が戻ってこられるようになった瞬間に、また火がつく可能性がある」「まさにそれ。燃焼の三角形を思い出してほしいんだけど、この方式が触っているのは酸素の一辺だけだ。音が止まれば酸素は戻ってくる。燃える物はそこに残っているし、長く燃えていて熾火ができていれば熱源も残っている。それでまた燃え上がる。水がよく効くのは、覆いかぶさって酸素を断つのと同時に熱を奪って、あとから燃え直せない状態にするからだよ」

15 海外の人 [匿名]

「NASAのエンジニアが、10年以上前に大学生が実験でやってのけたことを見つけ出した、というのがすごい」「2015年に発明された、で合ってるのか? じゃあその後、製品として世に出たことは一度もないのか」

16 海外の人 [匿名]

大きな規模では大して役に立たないとしても、技術としては面白いと思う。山火事をどうこうできるとは思わないけど、コンロの火を、何も汚さずに素早く消してくれる自動装置になるなら、それはかなりいい


元スレ: https://imgur.com/gallery/infrasound-fire-suppression-uGj2Q8Q