
※動画:黒い容器にたっぷり入った銀色の液体(コメント欄によれば水銀)に、鍛冶で使う鉄の金床(かなとこ)を入れると、沈まずにぷかぷか浮かぶ。黒い手袋をした人が向きを変えたり、上から押し沈めたりしても、そのたびに浮き上がってくる。元投稿のタイトルは「これ飲んだら…いや、やめとこう。でも、あれを飲んだらどうなる?」
What if you drink... no, I shouldn't, but what if you drink that?
その銀色っぽい液体、水銀な。飲むのはもちろんダメだし、触ったり蒸気を吸い込んだりするだけでも十分ヤバいやつだから
昔は水銀をぐいっとひと口飲むのが、便秘の最後の手段だったらしいよ。通り道にあるものを全部まとめて押し出していくんだとか
↑梅毒の治療にも使われてたんだよな。「ヴィーナスと一夜を過ごせば、マーキュリーと一生を過ごす」なんて言い回しがあったくらい
※訳注:ヴィーナスはローマ神話の愛の女神で、ここでは色事のこと。マーキュリー(Mercury)は英語で水銀。一夜の遊びで梅毒をもらうと、その後は一生水銀で治療することになる、という意味の言い回しとして書かれている。
水銀にまつわる話をひとつ。独立宣言の署名者の一人、ベンジャミン・ラッシュ博士が、ルイス・クラーク探検隊に水銀などが入ったカプセルを持たせたんだ。悪いものを食べたときの下剤としてね。その“お通じ”があまりに爆発的だったもんで、隊員たちはこれを「サンダークラッパー(雷鳴)」と呼んでた。おかげで歴史家は、隊員たちが道中で用を足した跡に残った水銀をたどって、探検隊のルートをほぼ正確に割り出せたんだそうだ
※訳注:ルイス・クラーク探検隊は、19世紀初めにアメリカ大陸を西へ横断し、太平洋岸まで到達した探検隊。
昔の灯台守がおかしくなっていったのは、水銀の蒸気のせいなんだってな
↑灯台と水銀といえば、昔ある灯台では、光源にかぶせるガラスのレンズを、ベアリングの代わりに水銀の輪っかの上に浮かべてたって話もあるよ。この動画の金床みたいにな
灯台守だけじゃないぞ。昔の帽子職人もだ
「Drink Me(私を飲んで)」に素直に従うと、こうなる
※訳注:「Drink Me」は『不思議の国のアリス』に出てくる小瓶のラベルの文句。下のGIFは同作の映画版に登場するマッドハッター(いかれ帽子屋)。
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それにしても、とんでもない量の水銀だな
↑もっとデカいマーキュリーならここにあるぞ
※訳注:英語では水銀も水星も同じ「Mercury(マーキュリー)」。
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↑いちばんのマーキュリーはこっちだろ
※訳注:下の画像はクイーンのボーカル、フレディ・マーキュリー。
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70年代の終わりから80年代の初めに学校に通ってたけど、理科の授業で水銀を見せるときは、紙をくしゃっと丸めてお椀の形にして、そこに一、二滴垂らしたのを教室じゅうで回してたよ。当然いくらかは床にこぼれて、床板の隙間に入り込んで、下の階の職員休憩室のほうへじわじわ下りていく。あそこを改装した業者はさぞ楽しかっただろうな…
↑液体の水銀って、常に蒸気を出してるからね。しかも掃除がめちゃくちゃ厄介で、何にも染み込まないから、片付けようとするほど細かい粒にどんどん分かれて、その粒ひとつひとつの表面からまた蒸気が出る。できるなら近寄らないのが一番。どうしてもなら、よく換気して室温を下げて、蒸気を抑えることだね
スペインにある最古の水銀鉱山の話を読んだことがある。観光客が水銀のタンクの中に立てるアトラクションがあって、ふくらはぎの半分くらいまでしか沈まないのにみんな驚くんだってさ。1930年代にはやめちゃったらしいけど。夢のない連中め!
あの金床、たぶん今日が人生最高の日だぞ
元スレ: https://imgur.com/gallery/D8x4E2R

コメント一覧 (3)
鉄は室温で水銀と合金作ったり、溶けたりしないからこういう映像を撮るには最適な物質