英国の欧州連合(EU)離脱期限が3月末に迫る中、現地に拠点を置く日本企業が「合意なき離脱」に伴う混乱への準備を急ぎ始めた。2021年中に英国での四輪車生産終了を発表したホンダにとどまらず、日立製作所など他の英国進出企業も身構える。国内産業界に“英脱出”の動きが広がりそうだ。
19日、ホンダの八郷隆弘社長は記者会見で、EU離脱と工場閉鎖の関係性を否定した。ただ、EU離脱の問題から先行き不透明感が増している欧州事業をてこ入れする狙いが透けてみえる。
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